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NMNとは? 体の中での働きと、人で分かっていること

「若返りの成分」として話題のNMN。体の中で何をしていて、人の試験ではどこまで分かっているのかを整理しました。

根拠 初期4分で読めます公開 2026.10.14更新 2026.10.14
RATRAT編集部
生成AIで下書きし、編集部が出典と内容を確認しました
この記事の要点
  • NMNは、体の中で「NAD+」という物質の材料になる成分
  • NAD+は細胞が働くのに欠かせず、年齢とともに減っていく
  • 飲むと血液中のNAD+は増えるが、若返るかどうかは人ではまだはっきりしていない

NMN(エヌエムエヌ)は、体の中で「NAD+(エヌエーディープラス)」という物質の材料になる成分です。ビタミンB3の仲間からつくられ、もともと私たちの体の中にもあります。日本ではサプリメント(食品)として売られています。

NAD+は、体の中で何をしている?

NAD+の仕事は、大きく分けて3つあります。食べ物から体を動かすエネルギーをつくるときの受け渡し役。傷ついた遺伝子(DNA)を直す仕組みの手伝い。そして、紫外線や炎症などのダメージに細胞が対応するのを助けることです。

材料働き手はたらきNMNNAD+エネルギー細胞の修理年齢とともに減っていく
図: NMNは体の中でNAD+に変わります。

なぜ年齢とともに減るのか

理由は2つ報告されています。ひとつは、年齢とともに体の中で炎症や遺伝子の傷が増え、それを直すためにNAD+がたくさん使われるようになること。もうひとつは、使ったNAD+を再利用する仕組みが、年齢とともに弱くなることです。

20代40代60代80代多少傾向を示すイメージで、実際の量ではありません
図: 体の中のNAD+は、年齢とともに少しずつ減っていきます。

NMNを飲むと、若返るのか

NMNを飲むと血液中のNAD+が増えることは、人の試験で確かめられています。ただ、それで体が若返るかどうかは、まだはっきりしていません。

効果ごとの根拠の強さ判定の基準
調べたこと根拠結果
血液中のNAD+が増える根拠 有望増えた(複数の比較試験)
短期間の安全性(数か月まで)根拠 有望副作用は増えていない(15試験のまとめ)
インスリンの効き(糖尿病の一歩手前の女性)根拠 初期よくなった(1試験・10週間)
体重・血糖値・コレステロール根拠 有望差は出ていない(15試験のまとめ)
筋肉の量・握力・歩く速さ(平均60歳以上)根拠 有望差は出ていない(比較試験のまとめ)
まだ分かっていないこと半年を超えて飲み続けたときの安全性は、まだ確かめられていません。体重・血糖値・コレステロール、60歳以上の筋肉や歩く速さには、はっきりした変化は見られていません。

では、どうすればよいか

お金をかけずにNAD+を保つ方法として、人の研究で報告されているのが運動です。5つの研究をまとめた解析では、運動を続けると、筋肉の中でNAD+をつくる酵素が増えることが報告されています。

NMNを試すなら
  • 「若返る」と期待しすぎず、研究の途中にある成分だと知ったうえで
  • 持病がある方、薬を飲んでいる方、妊娠中・授乳中の方は、先に医師に相談を
詳しく知りたい方へ(研究の中身)
安全性と代謝のまとめ15の比較試験(1日250〜2,000mg、14日〜24週)をまとめた解析。副作用・肝臓の数値は増えず、体重・空腹時血糖・HbA1c・脂質・上の血圧に有意な差なし。下の血圧はわずかに低下(Nutrients 2026)
筋肉への効果のまとめ平均60歳以上を対象にした比較試験の解析。NMNで筋肉量・握力・歩行速度に有意な差なし(J Cachexia Sarcopenia Muscle 2025)
インスリンの効き閉経後で過体重・肥満、前糖尿病の女性を対象にした10週間の二重盲検試験。筋肉でのインスリン感受性が上昇(Science 2021)。著者の一部はNMN関連の特許・ライセンス収入に関わる(論文の開示より)
運動とNAD+運動トレーニングで、筋肉のNAD+合成酵素(NAMPT)が増えるという5研究のまとめ(Front Public Health 2023)
出典
  1. Covarrubias AJ, et al. NAD+ metabolism and its roles in cellular processes during ageing. Nat Rev Mol Cell Biol. 2021. PMID 33353981
  2. Yang W, et al. Safety and Metabolism-Related Outcomes of Oral Nicotinamide Mononucleotide Supplementation in Adults. Nutrients. 2026. PMID 42514320
  3. Prokopidis K, et al. The Effect of Nicotinamide Mononucleotide and Riboside on Skeletal Muscle Mass and Function. J Cachexia Sarcopenia Muscle. 2025. PMID 40275690
  4. Yoshino M, et al. Nicotinamide mononucleotide increases muscle insulin sensitivity in prediabetic women. Science. 2021. PMID 33888596
  5. Sun X, et al. Exercise training upregulates intracellular nicotinamide phosphoribosyltransferase expression in humans. Front Public Health. 2023. PMID 37954044
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ReverseAging.Tech をつくる人

加藤順彦
代表者加藤順彦MARUICHI PTE. LTD. CEO

自らの体験をきっかけに、幹細胞点滴の魅力を広めています。100名を超える方々をご案内する中で、その可能性をますます実感しています。人生100年時代にふさわしい選択肢として、あなたの選択肢のひとつに加えていただけたら嬉しいです。

山中大介医師
監修者・医師山中大介DMTC CLINIC 院長

美容医療に携わる中で、幹細胞治療の可能性に注目しています。医師としての視点から、安心できる正しい情報を皆さんにお届けします。

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